静脈の血液は心臓に戻っていきますが、人間は2本足で立っていますので、足の静脈の血液は重力に逆らって下から上に流れることになります。
血液が逆流しないように静脈には逆流防止弁があります。この静脈の弁がゆるんで足の静脈の血液が逆流する病気が下肢静脈瘤です。
夕方になると足がだるくなる、足がむくむ、夜中に足がつるなどの症状があります。
足の血管が膨れてぼこぼこ浮き出るようになり、そのまま放っておくと、かゆみや湿疹,茶色い色素が沈着し、足の脂肪が硬く腫れ、最終的には潰瘍ができて、汁がでることもあります。
下肢静脈瘤の3大原因は8時間以上の立ち仕事、妊娠出産、遺伝的体質です。
下肢静脈瘤は超音波検査により、逆流している静脈の部位、逆流の程度を簡単に診断することができます。
下肢静脈瘤の症状が疑われたら、まずは専門医を受診することをお勧めします。