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2019.11.04

ストレスが多いと胆石になりやすいですか?

今回はこちらのご質問にお答えしたいと思います。
胆石症になる原因はいくつか考えられ、肥満や過食、不規則な食生活、過剰なストレスなどの生活習慣の不調が主になります。
ご質問はストレスに関することですので、ストレスについてみてみたいと思います。

 

ストレスという言葉は、もともとは物理学の分野の言葉で、外部からかけられた圧力によって歪みが生じる状態をいいます。私たちに置き換えると外部からの圧力とは、物理的なもの(暑さ・寒さ・騒音など)、心理的なもの(人間関係など)、科学的なもの(公害・薬物・一酸化炭素など)があげられると思います。

 

これらの圧力を受けることで私たち人間は、心理面・身体面で様々な歪みを生じさせてしまいます。
心理面・・・イライラ、不安、落ち込み、活力低下など
身体面・・・肩こり、目の疲れ、食欲低下、不眠、胃痛など

 

ストレスと交感神経

このような心理的・身体的な変化が起きるのには、交感神経と副交感神経が関係しています。
ストレスを感じると交感神経が活発になり、脳神経は興奮し眠気はなくなり、筋肉に力が入り、呼吸は速く荒くなり、体の重要な臓器に血液を集中させるため抹消結果は縮小し手足は冷たくなります。ストレス時には唾液、消化液は少なくなり消化器の機能は抑制されます。
逆にリラックスした状態の場合は、唾液は多くなり、胃の動き、消化器の機能が活発になります。

 

今現在、ストレスを感じていると思われる方はこのような体の変化が起きている可能性がありますので、注意してご自分の体に目を向けられてみてください。
ストレス過剰の方は胆石症だけではなく、消化器関連の病気になりやすいと一般的には考えられています。


以下にストレスによる初期症状を紹介しておきます。


ストレスの初期症状

・肩、腰、背中が痛い、重い
・目が疲れている
・胃もたれすることが多い
・手足が冷たい
・頭が重くぼーっとすることがある
・たちくらみをよく感じる
・朝、気持ちよく起きられない
など

 

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