スタッフブログ

2017.05.13

痔の手術後の食事やアルコールは?安静期間や再発について

今回は痔の手術をした後の生活について掲載したいと思います。
手術をした後から食事などはどのような注意が必要なのか、また、安静にしておいた方が良い期間や再発に関する話についてみていきます。

痔の手術は日帰りで行うことができます

当院では主に、直腸粘膜がゆるんで脱肛してくる痔核に対して肛門は切開せずにゆるんだ直腸粘膜を切除して痔を吊り上げるPPH手術と、ゆるんだ直腸粘膜と痔核に硬化剤を注入するジオン(ALTA)注入法という治療方法を採用していますが、これらの手術は日帰りで行うことができます。
手術後は約2時間程度安静にしていただければ、自力で歩行することが可能でご帰宅いただけます。
また、排便もスムーズに行うことができます。
手術当日からシャワー浴、翌日から入浴が可能です。

食事で注意する点は?

食事自体は手術後当日から召し上がっていただいて問題ありません。
しかしながら、術後2週間〜3週間程度は出血や痛みが発生する危険性があるためアルコール類は避けてください。
また、香辛料などが使用されている刺激が強い食品もおすすめできません。
例えば以下のようなものは刺激物に該当すると考えられます。
・唐辛子、からし、わさび、胡椒、タバスコ


また、下痢にならないような食事の摂り方をおすすめします。
食物繊維や水分を多めに摂るなどの意識をされるとよろしいかと思います。
タンパク質や炭水化物ばかりといった偏った食事や暴飲暴食などはしないようご注意ください。

再発について

従来の痔の日帰り手術方法では、注射による硬化療法やゴムによる結紮といった簡単なものであったため、根治には至らず再発の可能性がありました。
当院の治療法であるPPH法は、根治性が高い治療方法で、従来の入院での痔核根治手術とほぼ同等に再発が少ない手術法です。
しかしながら、生活習慣が著しく悪いとまた痔が発症することはあります。下痢や便秘を繰り返すようだと新たな痔ができてしまうことも考えられますので、生活習慣を見直して再発防止に取り組んでいただければと思います。

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