2020.06.24更新

今回は「手汗の原因は冷え性と聞いたが本当か?」というご質問についてお答えしたいと思います。
そのためにまず、冷え性についてご紹介します。


人は自動で体温を調節しています
人間は環境の温度が変わっても、血液の流れる量を変化させたり、汗をかいたりすることで、体温を一定に保つ機能が備わっています。
暑かったり寒かったりする場合は、脳の自律神経の中枢である「視床下部」にそれが伝えられ、体温を調節するために各所に指示が出されます。
その指示のもと、血管を広げたり縮めたり、汗を出したり、体を震えさせたりと様々な反応をおこします。


冷え性の原因
冷え性は、手足の先が慢性的に冷えている感覚があり、かんたんには温まらないような状態を指しています。これは先に述べた体温調節機能がうまく働いていないことが考えられ、以下のような理由があげられます。
 
●自律神経の乱れ
身体的、精神的な負荷が原因となり、体温調節の指示を出す自律神経が機能していない状態です。

●血液循環の悪化
血液の循環が悪くなっている状態です。血行が悪いと寒く感じます。

●更年期障害
過剰なストレスなどで女性ホルモンの分泌が乱れている状態です。

 

手汗との関係
手汗は、明確な原因はわかっておりませんが、自律神経の異常や他の病気が原因となって発症する可能性があることは分かっています。
冷え性の原因ともなっている自律神経の乱れが手汗を引き起こしていることが考えられます。
また、手汗は更年期障害と関係があるという見解もインターネット等で見かけますが、これも自律神経の乱れが関係していると考えられます。


手汗の状態やどのくらい生活に支障が出ているかによって、治療方法を選択していくことになりますので、お悩みの方はまずはお気軽にご相談ください。

投稿者: おだクリニック日帰り手術外科

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