2020.03.06更新

鼠経ヘルニアは鼠径部の筋膜が破れ、腸などの内臓が飛び出す病気のことで、別名では脱腸とも呼ばれています。成人の場合は、加齢による筋膜のゆるみが主な原因として多いですが、子供の場合は、胎生期から腹壁筋膜の抵抗の弱い部分があることで発生します。

 

現在ご自分のお子さんに気になることがあるため、このようなご質問をされていると思いますが、慌てないで頂きたいのは、子供の鼠経ヘルニアは20人に1人がなるといわれるほど多い病気ということです。
おむつ交換などでよく見てあげてください。足の付け根に膨らみがあるときは、鼠経ヘルニアの可能性があります。

 

もし気になることがあったら、診察、検査にお越しください。
鼠経ヘルニアと診断された場合は乳児でも手術が可能ですが、当院では日帰り手術のため2歳以上を日帰り手術の適応としています。

 

成人の場合は体内に医療用のメッシュを入れる手術になりますが、子供の場合はこれから体が成長していくため、メッシュなどの異物を一切使用しない手術を行います。

 

手術の傷は10~15mm程度でほとんど目立たず、筋膜の縫合には時間の経過とともに溶ける糸を使用します。入院の必要もありません。翌日からシャワー浴、翌々日から入浴が可能です。体内に異物が残ることもありませんし、傷も成長とともにほとんど消失してしまいますので、ご安心ください。

 

日帰り手術では一緒に保護者が泊まり込む煩わしさもありません。もしお子さんで気になることがありましたら、お気軽にお問い合わせください。

投稿者: おだクリニック日帰り手術外科

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