2017.05.28更新

今回は胆嚢(たんのう)ポリープについてみていきたいと思います。
胆嚢ポリープとは、胆のうの内側にできる隆起性の病変の総称です。この胆嚢ポリープを改善していくための方法や経過観察をする場合の期間や食事などについて書いていきたいと思います。

 

 

胆嚢ポリープとは

先ほど説明した通り、胆のうの内側に隆起してできる病変のことです。ほとんどはコレステロールを主成分とした体に直接害を与えることの無いポリープです。しかしながら、中には悪性のポリープ(胆嚢癌)もありますので、ポリープがあると診断された場合は、より精密な検査や治療を行う必要があります。
大きさが7mm以上は要注意で,とくに10mm以上でポリープの付け根が太いものなどは胆嚢癌が疑われます。
大きさが7mm以上の場合は腹腔鏡下胆嚢摘出術や開腹手術を行い、病理検査で確定診断を得ることが重要です。

 

 

胆嚢ポリープの種類

胆嚢ポリープにはいくつかの種類があります。

 

1、コレステロールポリープ

ポリープの9割を占めると言われています。良性のポリープです。

2、炎症性ポリープ
粘膜細胞の増殖が原因で発生するポリープで良性です。

3、過形成ポリープ
胆のうの粘膜表面の細胞の過剰な増殖が原因で発生するポリープです。

4、腺腫性ポリープ
基本的には良性ですが、一部、胆嚢癌の発生源になるという報告があります。

5、胆嚢癌
胆のうの内側にできる悪性腫瘍(がん)です。

 

 

改善するためには?

ポリープの大半を占めるコレステロールポリープの場合は、特に切除などの処置をしなくても自然に消えることもあります。何かの拍子に胆のうの内側から剥がれ落ち、胆汁と一緒に流されていきます。
しかしながら、先ほど説明した通り、悪性の場合もありえますので、放置してはいけません。

 

 

経過観察になる場合やその期間は?

胆嚢ポリープが見つかってもすぐに手術などの治療をする訳ではありません。
一定の基準に満たない場合は、定期的な検査でポリープの状況を観察していくことになります。
例えば、5mm以下の小さなものであれば1年ごとのエコー検査を行ったり、10mm以下の場合は半年ごとに検査を行うなど、ポリープの状況に応じて観察期間は変動します。

 

 

経過観察中の生活は?

経過観察中でも普段の生活をして全く問題ありません。
しかしながら、胆嚢ポリープの原因の一部になる偏った食生活や運動不足などは改善することが望ましいと思います。動物性脂肪の多い食べ物や卵類・バター・チーズ・お菓子・アルコール類を好んで食べている人は要注意です。

投稿者: おだクリニック日帰り手術外科

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