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おだクリニック日帰り手術外科

形状記憶メッシュを用いた最新の治療法
クーゲル法による成人そけいヘルニア手術

TV・新聞で紹介されました.

 おだ院長は,米国のヘルニアセンターでKugel博士から直接,手術指導をうけて以来(写真1)クーゲル法の手術を日本で最も多く術者として執刀し,クーゲル法ではわが国のリーダーの一人です(手術実績)日本ヘルニア研究会の世話人の一人として,国内外の学会で最先端のヘルニア治療の発展に貢献してきました.

 そけいヘルニア治療では,長年の経験から得た豊富な知識と日本でもトップクラスの手術症例数を生かした最高水準の医療を提供します.


全国から集まった600人以上の外科医の前で,そけいヘルニア手術について招待講演をしているおだ院長
(第14回外科フォーラム,平成19年7月29日,グランドプリンスホテル赤坂,東京にて)

 クーゲル法による日帰り手術なら,おだクリニックにお任せください.
クーゲル法は,傷は小さく,痛みは少なく,再発も少ない,現時点では最もからだに優しい理想的なそけいヘルニア根本手術です.

 当院でのそけいヘルニア手術の平均手術時間は20分です.静脈注射で気持ちよく眠っている間に手術が終了しています.

 手術費用は健康保険3割負担の患者様で約5万円です(入院費用が少ない分だけ治療が安くなります).


 クーゲル法は,米国Kugel博士が開発した最新の手術方法で,再発が少なく理想的な手術方法です.

クーゲル法の特徴

1.筋膜の内側にメッシュを挿入し腹壁を支えるため,力学的に優れ,異物感がまったくありません(図1)

2.形状記憶メッシュを用いるため,従来のメッシュの欠点であった縮みやズレがない再発の少ない手術法です(図2).再発率は1%以下で,最近3年間の手術症例では再発はまったくありません.

3.きずはビキニラインに隠れる部位にわずか3cmのみで,他のメッシュ法に比べ約半分と小さいため,手術後の疼痛も少なく,手術後3時間ほどで元気に歩いて帰宅できます(図3)

4.力学的に同等の利点を持つ腹腔鏡下ヘルニア手術に比べ,全身麻酔が不要で手術コストは3分の1以下と費用も安くなります

5.ダイレクトクーゲル法との違い:クーゲル法は筋膜と腹膜の間を潜水艦のように潜り抜けてメッシュを挿入するため高度な技術が要求されますが,腹壁の構造をまったく破壊せず,神経損傷などの合併症がほとんどありません.一方,ダイレクトクーゲル法はクーゲル法と同様な形状記憶メッシュを筋膜の下に挿入する方法ではありますが,従来の手術と同じく腹壁の前方から切開するため,本来の腹壁構造を破壊し,神経損傷などを併発する危険があります.ダイレクトクーゲル法はこれまでの腹壁を前方から切開する方法で比較的容易に行えるようにクーゲル法の手術手技を簡便化した方法ですが,残念ながらクーゲル法の長所をすべて生かした方法ではありません.実際にKugel博士はダイレクトクーゲル法の手術を採用しておりません(ダイレクトクーゲル法を多く経験された先生方は神経損傷もなく合併症のない手術を行っています).






健康保険適応ですから実際の患者様負担金額はこの3割となります.

(おだ院長が佐田厚生会佐田病院勤務時代に発表したデータです.)


Q. そけいヘルニアとは,どんな病気ですか?

A. ももの付け根から恥骨あたり(そけい部)の腹壁筋膜が弱くなり,その裂け目から腹膜に包まれた腸や脂肪など,内臓の一部が皮膚の下に脱出してくる病気がそけいヘルニア(いわゆる脱腸)です.長時間歩いたり,腹部に力を入れると,ゴルフボール大からこぶし大に足の付け根が膨らみ,下腹部が引っ張られるような痛みがあります.胎生期から腹壁筋膜の抵抗の弱い部分があり幼児期に発症する場合と,加齢とともに筋膜がゆるみ中年以降に発症する場合があります.外科の病気では虫垂炎(いわゆる盲腸)とともに最も頻度が高いとされ,その9割近くは男性です.

Q. 放置しておくとどうなるでしょうか?

A. 年月とともに,徐々に膨らみが大きくなっていきます.膨らみを手で押さえたり,睡眠中には自然と引っ込んでいることが多いのですが(還納性),腸や脂肪が癒着して,常に脱出したままの状態になる場合もあります(非還納性).脱出した腸が,ヘルニアの出口で締め付けられて血行障害をおこすと(かんとん),激しい痛みを生じ,腹膜炎を併発して,緊急手術で腸を切除しなければならないこともあります.


Q. どんな治療が行われるでしょうか?

A. 腹壁の筋肉を鍛えても,自然に治癒することはないため,やはり手術が必要です.以前は筋膜の裂け目を縫い合わせる手術(従来法)でしたが,筋膜がつっぱるため術後の痛みが強く,弱い部分が再び裂けて,再発するケースも少なからずありました.現在は,生体に安全なポリプロピレン素材の人工膜メッシュで筋膜を補強し,ヘルニアの出口をふさぐ手術が主流です.手術後の創傷治癒の過程で,メッシュの網の目に組織が入り込み,強固な筋膜を形成していきます.この手術法は筋膜の上にメッシュを固定する方法と,筋膜の下にメッシュを挿入する方法に分けられます.筋膜の上にメッシュを固定する方法は腹圧が過度にかかると,メッシュが持ち上がり,再発してしまうこともあります(図1).一方,筋膜の下にメッシュを挿入する方法では,腹圧を筋膜の内側で均等に支えるため,力学的に優れています(図1).さらに,そけい部には,解剖学的に筋膜の弱い部分が数ケ所に潜在するため,将来のヘルニア再発を予防するためには,そけい部全体をメッシュで補強する必要があります.メッシュを用いた手術は,日本では10数年前より数種類の手術法が行われていますが,最近,形状記憶型メッシュを用いた新しい手術法(クーゲル法)が注目されています.クーゲル法は,形状記憶で瞬時に広がるメッシュを筋膜の下に挿入する方法で,これまでの欠点であったメッシュの移動やたるみがないため,もっとも理想的な手術法といえます(図2).過去に他の方法で手術をうけた再発ヘルニアでは,ヘルニアの出口以外にも脆弱な部分があることが多く,そけい部全体をクーゲル法で確実に補強すれば,以後は再発することはないと思われます.通常のメッシュを用いた方法に比べ,クーゲル法では皮膚切開のきずも約3cmと小さく(図3),手術時間はわずか20分程度です(手術実績)メッシュは筋膜の下に広がるため,術後のつっぱりや異物感はほとんどありません.もちろん健康保険の適応で,手術料は他のメッシュの方法と同額です.当院ではクーゲル法を日帰り手術で行っていますから,入院のわずらわしさがないだけでなく,入院費用も節約できます.体内にはすべて溶ける糸を用い,皮膚切開部に生体用瞬間接着剤を用いるため,抜糸の必要がなく,手術当日から入浴が可能です.

Q. 子供や若い女性にもメッシュを用いるのですか?

A. からだが成長している段階ではメッシュを用いるべきではありません.乳児期や学童期のヘルニアでは,筋膜を補強する必要はなく,ゆるんだ腹膜を根元で縛る(高位結紮法)方法で,ほとんど再発しません.何歳くらいからメッシュを用いて筋膜を補強すべきかは,はっきりした基準はありませんが,私は思春期以降の成人ヘルニアに対しては,原則としてすべてクーゲル法を用いています.妊娠可能な若い女性にメッシュを用いるかは,専門家のあいだでも賛否両論がありますが,クーゲル法のように筋膜の下に平坦にメッシュが広がっている状態では,将来,妊娠しておなかが大きくなっても,まったく影響ないと考えます.妊娠中はかなりの腹圧がかかるため,むしろ従来法だけでは再発の可能性が高くなることを危惧しています.


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