胆石症・胆嚢ポリープ

胆石症とは

胆嚢(たんのう)や胆管に「胆石」と呼ばれる石ができる病気です。コレステロ-ルを主成分とするコレステロ-ル結石、胆汁色素のビリルビンを主成分とするビリルビン結石、黒色石に大別されます。
胆嚢に一番よくできる胆嚢結石は、コレステロール結石であることが多く、3/4以上を占めています。もともと欧米諸国には多く、食生活の欧米化とともに日本でもコレステロール結石の胆石症は増加傾向にあります。

胆石の保有者

胆石症は、美しく(Fair)、肥えて (Fertile)、脂肪が多く (Fat)、ぽちゃっとして (Flabby)、お腹が大きい (Flatulent)、40歳前後 (Forty) の女性 (Female)=7F に多いといわれています。加齢とともにできやすく、高齢者では約10人に1人の割で胆石を保有しています。

人間ドックや超音波検査などで発見され、本人にまったく症状がない無症状胆石も少なくありません。

コレステロ-ル結石のしくみ

肝臓でつくられる消化液の一種・胆汁は、胆管を通って十二指腸に排泄されます。胆汁の中のコレステロールは、胆汁酸・燐脂質によって溶かされ、正常であれば十二指腸に排泄されますが、コレステロールと胆汁酸・燐脂質のバランスがくずれると過剰なコレステロールが結晶化して胆嚢内に石をつくってしまいます。

結石の大きさは、砂ほど小さい1~2mmのものから、ゴルフボ-ルより大きいものまであり、数も1個から数百個までと様々です。

胆石症の症状

胆石を保有していてもその約2/3は無症状胆石で、このうち1/3~1/2は何らかの症状が現れてきます。多くの場合は上腹部の不快感や右肩こり、右背部鈍痛といった症状です。

しかし、突然七転八倒するような激痛に襲われることもあります。これは、胆石が胆嚢管という細い管につまって急性胆嚢炎を起こした場合です。脂っこい食事をとったあと、上腹部不快感が右肩・右背部へ広がる激痛に変わり、嘔吐や悪寒、発熱を伴うといったケースがよく見られます。また、総胆管に胆石がつまり黄疸が出ることもあります。

胆嚢ガンを併発することも

胆石症の合併疾患として、膵臓が炎症を起こす膵炎が挙げられます。急性膵炎の約5割、慢性膵炎の約2割は胆石症が原因ですが、慢性膵炎は胆石症の手術により軽快します。

胆石症からの胆嚢ガン合併率は数%あり、加齢により合併率は増加します。高齢者では症状のある胆石症患者の10%前後に胆嚢ガンが合併するといわれています。ちなみに胆嚢ガンからの胆石症合併率は約80%と極めて高い数値です。

手術の必要性

胆石を保有し、まったく症状がなくても手術をした方がいいのかどうか、多くの方が心配されます。無症状胆石で、手術を受けないとすれば少なくとも定期的な検査だけは必要ですが、当クリニックでは次のような方には手術が必要と考えています。

  • 中程度以上の急性胆嚢炎を繰り返す場合
    早期に手術が必要です。あまり放置すると重症化して腹膜炎などを起こし、より大きな手術が必要となります。
  • 胆嚢ガンの併存を否定できない場合
    胆嚢ガンは進行度でその予後が全く異なってきます。早期発見・早期治療が重要なのは言うまでもありません。まずは外来で簡単に受けられる腹部超音波検査を受けることが大切です。超音波検査で胆嚢壁肥厚やポリ-プ状隆起など胆嚢の形状に異常がみられた場合は、特に注意が必要です。
  • 糖尿病を合併する場合
    感染に対する抵抗力が弱いため、胆石症が重症化することがあります。無症状のうちの手術が望ましいです。
  • 右肩こりや右背部鈍痛、脂っこい食事の後の腹部不快感がある場合
    手術によりこれらの症状が全快したケースが多数あります。もちろん胆石が原因ではない場合もありますが、長年の右肩こりが、胆石の発見により手術して完治することがありますので、手術が望ましいです。

胆嚢ポリープとは

胆嚢の内側にできる隆起性変化の総称をいい、そのほとんどはコレステロールを主成分とする良性のコレステロールポリープです。

注意が必要なポリープ

コレステロールポリープは、通常5mm程度の大きさで数個あり、痛みを伴うことはまれです。通常は経過観察としますが、大きさが7mm以上でポリープの付け根が太いものなどでは胆嚢ガンの可能性があり、手術が必要です。
腹部超音波検査や腹部CT検査で、胆嚢ガンの可能性が少しでも疑われた場合は、早急に腹腔鏡下胆嚢摘出術または悪性の可能性が高い場合には開腹手術を行い、病理検査で確定診断を得ることが重要です。

 

当院の手術方法

優れた治療法、腹腔鏡下胆嚢摘出術 

従来の開腹手術に代わり、現在は美容的に優れ、痛みも少ない腹腔鏡下胆嚢摘出術が行われています。開腹手術では上腹部を10cm以上切開しなければなりませんでしたが、腹腔鏡下胆嚢摘出術では、3~10mmの穴を4ヶ所開けるだけで済みます。その穴から腹腔鏡と鉗子を挿入し、胆嚢を摘出する手術となります。

 
 
  • 胆嚢は摘出しても大丈夫
    胆石のみを取り出して胆嚢を残してしまうと胆石が再発したり、胆嚢ガンを発生する母地になってしまうため、必ず胆嚢も摘出します。胆嚢そのものは、生命維持には重要な役割をもっていません。また、胆石症患者は胆嚢炎を起こしていることがほとんどです。その場合、胆嚢はすでに機能していないので、摘出してもなんら障害を残しません。
  • 胆石症は院長のライフワーク
    おだ院長は、九州大学第一外科教室に在籍中より、胆石症の成因と治療について研究を重ねてきました。また、内視鏡外科学専門医の一人として、胆石症日帰り手術について数多くの論文と学会発表を行っています。
    当クリニックの日帰り手術では、10mmの内視鏡カメラを用い、平均30分で胆嚢摘出術を完了。すべての症例で、日本内視鏡外科学会の評議員、技術認定医の院長が執刀を行います。
  • 術後について
    欧米では日帰り手術や2~3日の入院が多いですが、日本では10日前後の入院が一般的です。当クリニックの日帰り手術では、術後は2~3時間で歩行を開始し、術後4~6時間で退院できます。当日夕方から軽い食事もでき、通常は手術から3~4日後に職場復帰が可能です。
    また、キズは特殊な生体用接着剤または外科用テープで固定しますので、術後の消毒や抜糸の必要はありません。手術翌日からシャワー、翌々日から入浴可能で、キズ跡も約半年~1年でほとんど目立たなくなります。

 

手術費用について

当院での胆石症、胆嚢ポリ-プの手術費用は健康保険3割負担患者様で約10万円です。通常の入院費用がかからない分、節約できます。

 

ご予約はこちら
ご予約はこちら

タップして電話 092-534-7507

  • まずはご相談を
  • 日帰り手術とはどんなもの?
  • 日帰り手術の流れについて
  • 日帰り手術のよくある質問
  • アクセス情報
  • 診療カレンダー
  • 手掌多汗症 日帰り手術専門サイト
  • 下肢静脈瘤 日帰り手術専門サイト