2018.08.28更新

今回は胆石の種類についてご紹介したいと思います。胆石や成分によっていくつかの種類に分かれ、形状や色が異なってきます。参考にされてください。

 

胆石の種類

<コレステロール胆石>
1)総コレステロール石
成分は100%がコレステロールでできています。白〜淡黄色をしていて、胆嚢内に1個できることが多い胆石です。

 

2)混成石
コレステロールとビリルビンが混ざり合った胆石です。

 

3)混合石
100%ではないですが、ほぼコレステロールでできた胆石です。淡褐色〜褐色の色をしています。

 

<色素胆石>
1)黒色石
ビリルビン、カルシウム、リン酸、炭酸などが成分となる胆石です。暗褐色〜黒色をしているのが特徴です。砂状、金平糖状、時に球形、十数個存在することが多いです。

 

2)ビリルビンカルシウム石
ビリルビンや脂肪酸が主成分となる胆石です。銅やマンガンなどとも結合しています。褐色〜暗褐色をしています。


<まれな胆石>
1)炭酸カルシウム石
主に炭酸カルシウムを成分とした胆石です。白色〜淡褐色をしています。

 

2)脂肪酸カルシウム石
パルミチン酸が主成分の胆石です。白色〜淡褐色をしています。

 

3)他の混合石
コレステロール及び無機成分を主な成分になります。

 

4)その他の胆石
上記に属さないものになります。

 

これらの胆石の種類によって、できる原因が異なるものがあります。
コレステロール結石は名前の通り、コレステロールが原因となる結石です。高エネルギー、高コレステロールの食事を続けていると、胆汁の中のコレステロールの量が増加し、溶け残ったコレステロールが結晶化して石になります。

 

また、逆に日々の食事の栄養価が低すぎても胆石ができます。
低栄養や低タンパク質の状態が続くとビリルビンがカルシウムと結合しやすい物質へと化学変化を起こし「ビリルビンカルシウム」という結晶を作ります。

 

できるだけ偏りのない食生活を送ることが胆石予防の第一歩かと考えます。

投稿者: おだクリニック日帰り手術外科

2018.08.05更新

胆汁の成分が胆嚢や胆管で固まってしまう胆石症ですが、妊娠中の方が比較的なりやすいというデータがあります。なぜなのでしょうか?原因や症状などについて紹介したいと思います。

 

●妊娠中に胆石症は発症しやすい?

妊娠中は胆石症になりやすいと一般的には言われています。
その原因の一つが蠕動運動(ぜんどううんどう)にあるとされています。蠕動運動とは、筋肉が伝播性の収縮波を生み出す運動のことです。蠕動運動が活発にされていれば、内臓内の物質が正常に流れますが、妊娠中は胆嚢の蠕動運動が減る傾向があり、胆汁が胆嚢に残留することがあります。これにより胆汁が泥状になる胆泥が発生し、胆石に変化していきます。
また、妊娠中はコレステロール値が増加する傾向があることも理由として考えられます。
胆石はいくつかの種類がありますが、最も多い胆石はコレステロール結石と言われるものです。胆汁の中のコレストレールの量が多くなると、コレステロールが結晶化して胆石の元になってしまうためです。

 

●妊娠中に胆石症が発症した場合の症状は?

胆石症だけでは症状がない場合が多いです。
しかしながら、数時間で発症する胆嚢の炎症である急性胆嚢炎を併発した場合は、右上腹部からみぞおちにかけての継続的な痛みが起きたり、発熱や黄疸、嘔吐が生じる場合もあります。

 

●特に胆石症になりやすい方は?

妊婦さんの中でも特に多産婦の方、年齢が高い方、肥満の方はなりやすい傾向があります。
胆石症になってしまった場合は、基本的には安静な生活をしてもらい、場合によってはお薬での処置になることが多いと思います。しかしながら、胆石が胆嚢を閉塞させたり感染症を起こしている場合は、妊娠中でも手術が必要になる場合があります。
基本的には母体にも胎児にも安全な手術ですが、激しい痛みや黄疸など、急性胆嚢炎や胆管結石の場合を除いて、出産後に手術を行うのが一般的です。


心配なことがある方はお気軽にクリニックにご相談ください。

投稿者: おだクリニック日帰り手術外科

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