2017.03.29更新

鼠径ヘルニアの日帰り手術

鼠径ヘルニアは日帰りで手術を行うことができます。
当院で行っているKugel法(クーゲル法)という手術方法は、
手術時間は15分〜20分程度と短く、手術の傷も小さいため、
入院する必要がありません。
手術の後に3時間程度安静にしていただければ歩いて帰っていただくことが可能です。(ただし車の運転は禁止させていただいています)

また、当院では手術時に、内部に溶ける糸を使用し、
傷口を固定するのも特殊な生体用瞬間接着剤を使用していますので、
手術後に抜歯や消毒を行う必要がありません。

日帰り手術は入院を伴わないため比較すると費用を抑えることができますし、
なかなか休みが取れないお忙しい方も受診していただきやすいかと思います。

日帰り手術にご不安な方はお問い合わせください。
当院では手術後に24時間連絡が取れる体制をとっていますのでご安心ください。

 

 

日帰り手術ができる年齢は?

鼠径ヘルニアは小児でもなる病気です。
20人に一人の割合で赤ちゃんも鼠径ヘルニアになっているというデータもあります。
これは泣くときにお腹に力が入るためと考えられています。

当院では日帰り鼠径ヘルニア手術ができる年齢は2歳以上からとしています。
子供は体の成長が途中で手術後も体型が変わって行くことが考えられるため、
メッシュなどの異物は一切使用しません。

高齢の方でも問題なく手術することができます。
特に高齢の方は入院という環境の変化で一時的な痴呆や幻覚症状などの弊害が
指摘されていますので、日帰りで手術を受けていただくことをおすすめしています。

 

 

手術後に違和感や傷跡は残るか?

鼠径ヘルニアの手術では、傷は3cm〜4cm程度と
小さくほとんど目立つことはありません。
ビキニラインに隠れる程度の傷跡です。
メッシュを用いた手術ではツッパリ感もないため
ほぼ違和感はないかと思います。

もし軽い痛みや違和感を感じる場合は、
退院時に処方するお薬を服用していただければ抑えることができます。

投稿者: おだクリニック日帰り手術外科

2017.03.18更新

鼠径ヘルニアが起きる仕組み

内臓が収まっているお腹の中は丈夫な筋膜で包まれています。この筋膜には、神経や血管などが通る通している小さな穴が空いています。
日常生活において、重い物を持ち上げたり、過激な運動をしてお腹の内側から強い圧力がかかった時に、何らかの要因で生じた筋膜の穴や裂け目から、腸などの内臓が外に押し出されるのが鼠径ヘルニアです。
初期の鼠径ヘルニアは押し込むと元に戻りますが、洋服のほころびが徐々に大きくなるのと同様に、筋膜の裂け目は次第に大きくなり、腸の飛び出しも大きくなります。
進行すると飛び出た腸が元に戻らなくなり、腸閉塞を併発することもあります。
さらに戻らなくなった腸の血の巡りが悪くなると腸の組織が腐ってしまい、腹膜炎を併発して緊急手術で腸を切除する大掛かりな治療になってしまうこともあります。
鼠径ヘルニアはたかが脱腸と甘くみると大変なことになる病気なのです。

 

お腹のヘルニアの種類

お腹のヘルニアにはいくつかの種類がありますので、それをご紹介します。

・鼠径ヘルニア
お腹のヘルニアで最も多いのが鼠径ヘルニアです。いわゆる脱腸といわれるものです。足の付け根のから恥骨そばの部分の筋膜が裂けて腸などの組織が飛び出します。

・大腿ヘルニア
大腿ヘルニアは足の付け根の血管が通る穴の横から組織が飛び出すヘルニアです。鼠径ヘルニアと比べて太ももに近いところが膨らむのが特徴的な症状です。鼠径ヘルニアは中高年の男性がなりやすいものですが、大腿ヘルニアは中高年のやせた女性に多い病気です。ヘルニアの穴で腸が締め付けられ腹膜炎を起こすことがあります。

・臍ヘルニア
臍ヘルニアは、デベソのようにおへそが飛び出すのが特徴的な症状のヘルニアです。
おへその下の筋膜が裂けてそこから組織が飛び出してしまうものです。
腹圧が急激に変化する出産後の女性や、腹水や肥満により腹圧が上昇してしまった人などが発症しやすい傾向があります。

・瘢痕ヘルニア
瘢痕ヘルニアは手術などでできた傷から組織が飛び出してしまうヘルニアです。
通常、手術の最後には筋膜をしっかり縫合してお腹を閉じるものですが、縫合の仕方が悪かったり、筋膜自体が弱かったりすると筋膜に弱い部分ができてそこが脱腸の原因になります。

投稿者: おだクリニック日帰り手術外科

2017.03.09更新

前回は下肢静脈瘤を治療する主な方法(レーザー手術とラジオ波手術)を紹介しましたが、今回はその他の治療方法をご紹介します。
現在はこれらの治療方法は症状に応じて必要な場合に実施していますが、下肢静脈瘤のことをきちんと把握して頂きたいと思いますので記載したいと思います。

 

保存的治療

保存的治療は、手術などの処置をしない方法です。
主に弾性ストッキングの着用や日常生活の工夫によって下肢静脈瘤を悪化させないようにするものです。
弾性ストッキングは医療用のもので通常のストッキングに比べると締め付けがきつくできているため、足を圧迫し足に血液がたまるのを防ぐ狙いがあります。長さなどの違いでいくつかの種類があります。
薬局などでも類似のストッキングが販売されていますが、医療用と比べるとやや締め付けが弱い傾向にあるようです。医院で購入して頂く場合は保険が適応されませんので、5,000円〜10,000円程度の費用がかかります。
日常生活においては、長時間の立ち仕事は控える、定期的に足を心臓より高くして休憩する、定期的に歩き回るなど、血液が足にたまらないように意識して生活すると良いかと思います。

 

硬化療法

硬化療法とは、静脈に硬化剤(血液を固める薬)を注入し、静脈瘤がある静脈を硬化させることで静脈瘤を消してしまう治療です。1840年代頃から硬化療法は始められたと言われており、多くの研究や治療により進歩してきた安全な治療方法です。弁が壊れた不要な静脈を硬化させるので問題はありません。
注射だけで済むため患者様にとっては負担の少ない治療ですが、本幹に逆流を認める大きな伏在静脈瘤に対しては再発する可能性が考えられる治療方法ですので、当院では分枝静脈瘤、網目状静脈瘤、クモの巣状静脈瘤など逆流のない限局した静脈瘤に用いています。
現在の症状に適しているかどうかは医師に相談するようにしましょう。

 

高位結紮手術(こういけっさつ)

血液の逆流をなくすために弁が壊れた静脈の高い方の根元(太ももや膝裏)で血管を縛ってしまう治療方法です。
血管を縛るために足の付け根や膝裏を数cmほど切開する必要があります。
手術は切開する場所の局所麻酔で行います。
この治療方法のみでは、根本的な治療にはならないので、硬化療法などと併用して行われるのが一般的になっています。

 

ストリッピング手術

静脈弁が壊れて血液が逆流する伏在静脈そのものを引き抜く手術法で、再発が少なく、レーザー手術が普及する前までは最も一般的な根治手術でした。からだに負担がかかるので約1週間の入院が必要です。血管を引き抜くため、周囲の障害から痛み、皮下出血、神経障害などの後遺症が残ることがあります。

 

 

以上です。

どの治療方法が適しているかは症状によって異なります。
当院では患者様のご要望をお聞きしながら最善の治療方法をご案内しますので、お気軽にご相談ください。

投稿者: おだクリニック日帰り手術外科

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