2018.08.05更新

胆汁の成分が胆嚢や胆管で固まってしまう胆石症ですが、妊娠中の方が比較的なりやすいというデータがあります。なぜなのでしょうか?原因や症状などについて紹介したいと思います。

 

●妊娠中に胆石症は発症しやすい?

妊娠中は胆石症になりやすいと一般的には言われています。
その原因の一つが蠕動運動(ぜんどううんどう)にあるとされています。蠕動運動とは、筋肉が伝播性の収縮波を生み出す運動のことです。蠕動運動が活発にされていれば、内臓内の物質が正常に流れますが、妊娠中は胆嚢の蠕動運動が減る傾向があり、胆汁が胆嚢に残留することがあります。これにより胆汁が泥状になる胆泥が発生し、胆石に変化していきます。
また、妊娠中はコレステロール値が増加する傾向があることも理由として考えられます。
胆石はいくつかの種類がありますが、最も多い胆石はコレステロール結石と言われるものです。胆汁の中のコレストレールの量が多くなると、コレステロールが結晶化して胆石の元になってしまうためです。

 

●妊娠中に胆石症が発症した場合の症状は?

胆石症だけでは症状がない場合が多いです。
しかしながら、数時間で発症する胆嚢の炎症である急性胆嚢炎を併発した場合は、右上腹部からみぞおちにかけての継続的な痛みが起きたり、発熱や黄疸、嘔吐が生じる場合もあります。

 

●特に胆石症になりやすい方は?

妊婦さんの中でも特に多産婦の方、年齢が高い方、肥満の方はなりやすい傾向があります。
胆石症になってしまった場合は、基本的には安静な生活をしてもらい、場合によってはお薬での処置になることが多いと思います。しかしながら、胆石が胆嚢を閉塞させたり感染症を起こしている場合は、妊娠中でも手術が必要になる場合があります。
基本的には母体にも胎児にも安全な手術ですが、激しい痛みや黄疸など、急性胆嚢炎や胆管結石の場合を除いて、出産後に手術を行うのが一般的です。


心配なことがある方はお気軽にクリニックにご相談ください。

投稿者: おだクリニック日帰り手術外科

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