2017.09.19更新

下肢静脈瘤は立ち仕事などの職業病、乱れた生活習慣や加齢によって引き起こされるため、大人が発症する病気と言えます。しかし、稀に子供が発症するケースがあります。今回は、子供の下肢静脈瘤(先天性静脈瘤)について説明していきます。

 

先天性静脈瘤とはどんな病気か?

子供の頃に発症する下肢静脈瘤を先天性静脈瘤といいます。クリッペル・トレノニー症候群とも呼ばれ、生まれつき静脈に形成異常がみられるのが特徴です。そのため静脈瘤を発症しやすく、1歳未満など幼い時期から症状が現れる場合もあります。
下肢静脈瘤は女性に多いとされていますが、先天性静脈瘤の発症に男女差はありません。先天性静脈瘤は下肢の外側に静脈瘤ができ、皮膚に母斑と呼ばれる痣ができていることが特徴として挙げられます。

 

どんな症状があるか?

下肢静脈瘤と同じように足のだるさや痛み、浮腫み、こむら返りを起こすようになります。皮膚のバリア低下により少しの怪我でも出血したり、痒みで皮膚炎を発症することもあります。
表面に現れるものとして、皮膚に静脈が浮き出る症状が挙げられます。青白い血管が足の外側に長く走る状態です。また、先天性静脈瘤の見た目の大きな問題として、足のバランスに差が出るようになります。静脈瘤側の足が長くなり、左右のバランスが崩れてしまうのです。両足に静脈瘤が生じた場合は同じ長さになりますが、こちらは稀といえます。

 

どのような治療方法があるか?

下肢静脈瘤との違いは血液の逆流量が圧倒的に多く、静脈が複雑な形状をしているため高周波やレーザーなど血管内治療ができません。かえって症状を悪化させるリスクが伴うからです。静脈異常に対する外科的治療もありますが、現在の段階では未だ難しい状況にあるようです。
そのため先天性静脈瘤の治療には、弾性包帯や弾性ストッキングを用いた圧迫療法がメインになります。圧迫療法とは、下肢を弾性包帯や弾性ストッキングで圧迫して静脈瘤を解消させる治療方法です。強く締め付けるのではなく、適度な力加減で圧力を加えることで、滞っている静脈の流れをスムーズにしていく効果があります。はじめは弾性包帯で調節しながら巻いていき、ある程度改善されたら弾性ストッキングに変更する、というように状況に合わせて使い分ける方法が多いです。いずれも医療用のものを使用し、下肢に合う包帯やストッキングを選ぶのが重要です。

 

お悩みのことがあればまずは当院にご相談ください。

投稿者: おだクリニック日帰り手術外科

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