2017.09.01更新

みなさん、こんにちは。
今回は下肢静脈瘤の保存的療法で使用する医療用の弾性ストッキングについて紹介したいと思います。一般的に市販されているストッキングとは全く異なるものですので、その違いをご説明します。

 

医療用の弾性ストッキングとは?

医療用ストッキングの目的は、足に適度な圧力を加えて余分な血液が足に滞留することを予防し、足の深部にある静脈への血液の流れを助けるためのものです。
主な構造としては、足首の圧力が一番きつくなっていて、太ももへ近づくにつれて圧力が弱い設計になっています。これを「段階的圧迫法」と呼び、血液を足に滞留させず心臓へ戻すための工夫です。
弾性ストッキングでの治療はあくまでも足の腫れを予防するものであり、根本的な治療ではありません。

 

市販のストッキングとの違い

圧迫する圧力、かかと、サイズ、形に違いがあります。

 

・圧迫する圧力
一般的には医療用は20〜30mmHg以上が推奨されています。
市販されているストッキングのほとんどは15mmHg以下になっています。
※mmHg(水銀柱ミリメートル)は圧力の単位です

 

・かかと部分
かかとがあり、足首の位置を合わせられるので、適切な圧力を得ることができます。
市販のストンキングにはかかとがないものがほとんどです。

 

・サイズ
足首のサイズが特に重要ですので、足首を優先して計測します。

 

・形
医師が患者様の足の状態に合わせて形を選択します。

 

使い方のポイント

まずご自分で判断せずにクリニックに相談し、使用の有無や使用するストッキングの種類を選択するようにしましょう。
弾性ストッキングは日々履き続けることが大切です。慣れないストッキングを履くことで皮膚が弱い方などはかぶれることがありますので、普段使用しているストッキングの上から弾性ストッキングを履くことでも問題なく効果を得ることができます。
しかしながら、圧迫が強すぎて足のしびれや痛みを感じるようでしたら、血行障害が起きている可能性がありますので、クリニックに相談してください。
弾性ストッキングの圧力は、使い続けることで徐々に弱くなっていきます。
定期的に新しいものに替えて頂くことをおすすめします。

 

購入に保険は使えるか?

リンパ浮腫という疾患の治療で弾性ストッキングを購入する場合は保険が適用されることがあります。しかしながら、下肢静脈瘤の治療では現在のところ保険は適用されていません。

投稿者: おだクリニック日帰り手術外科

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